岸田総理が日本人初のゲストスピーカーに！ ニューヨーク経済クラブ主催による岸田総理大臣講演

岸田首相は国連総会に出席中の9月21日午後、
米ニューヨーク5番街・61丁目の5つ星ホテル、ザ・ピエールアタージで「ニューヨーク経済クラブ（The Economic Club of New York）」（理事長：ジョン・ウィリアムズ・ニューヨーク連邦銀行総裁）主催の会合で講演した。

なんとゲストスピーカーとして招待されたのである。
ニューヨーク経済クラブは1907年創立の名門経済クラブである。
ウッドロー・ウィルソン、ウィリアム・タフト、ハーバート・フーヴァー、ドワイト・アイゼンハワーからJ・F・ケネディ、リチャード・ニクソン、ロナルド・レーガン、ジョージ・H・W・ブッシュ、ドナルド・トランプに至る歴代大統領。そして海外からはウィンストン・チャーチル英首相、ミハイル・ゴルバチョフ・ソ連大統領、マーガレット・サッチャー英首相などがゲストスピーカーとして招待された過去があるが、日本の経営者や政治家が招待されたことはない。

経済に強いとされた吉田総理、大平総理、池田総理、安倍総理ですら正体されなかったゲストスピーカーになんと岸田総理が招待されたのである！

そしてそこで発表されたのが「資産運用特区を創設」である。
英語で行政対応を完結できるようにするなど外国人を呼び込む環境を整えるなど、外国人投資家向けの政策である。

この伏線はあった。2024年に開始される新NISAである。
総額で1800万円を非課税とするといういわゆる貯蓄から投資へを具体的にした制度である。
各金融機関や証券会社が口座開設を進めているが、そこで積立商品として売られているのが 米国経済指数 S&P500 や　全世界株式に投資するオールカントリー（オルカン）　をベースにした信託投信である。

つまり日本に投資するのではなく、外国に投資する商品だ。
こんなものに投資したところで日本経済の上昇など望めないだろう。

そして次に外国人投資家や機関投資家が狙ってくるのは「売り」である。
新NISA制度の積立で定期的に一定数の「買い」が発生するならば、そのタイミングに合わせて「売り」注文を出すことで何もせずに儲かってしまう。

岸田内閣の進める経済政策とは、このように日本ではなく外国を儲からせるものなのだ。

岸田総理は10/23の所信表明演説で　「経済、経済、経済！」 と連呼した。
この「経済」は誰のためのものなのか？